Disp_Rider’s blog

パソコンに少し詳しいだけですが、最近の技術を頑張って取り入れようとしています。

macOS Catalina 今月にはでる?出ました!

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まだ正式な日にちが発表されてない状態でしたが、本日(10/8)ついにリリースされました!

これで待ち望んでいたSidecarが使えるようになります。


しかし、SidecarにはApplepencilが使えるのは一部のモデルだけとの話があるので、自分のmacが対応しているか心配です。

 

macOS Catalinaは2012以降のモデルが対応との表記がされていますが、これはcatalinaに対応している意味で、sidecarに対応しているわけではなさそう。

現在、仕事用にLate2012 imac21を使用しているのでなんとか対応してもらいたいところです。

仕事中にはアップデートできないので、今晩アップデートしてみて、使用感を確かめてみたいです。

ディスプレイポートの難点

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以前にPCの選定を頼まれた方から切替機(KVMスイッチ)が使えなくなったと質問がありました

構成は
 PC1 DP(ディスプレイポート)+変換器=HDMI切替機
 PC2 HDMIHDMI切替機

 

「繋ぐと切替できない。」、「PC2は使えるけどPC1に切り替えると画面が映らない」
との症状でした。

これはDP→HDMI変換しているため、DPのホットプラグ信号が切断されているためだと思います。

 

 なぜ専用の切替機が必要なのか 

HDMIは簡単に切り替わるのにDPはできないのはDPの仕様に切替機が対応していないからです。
DPはプラグ&プレイの際にホットプラグ信号を使用しています。
これは、ディスプレイとPC の接続を確認するための信号です。

HDMIにも同様の信号ピンはありますが、DPとは構造が違うため、DP to HDMI変換ケーブルを使うとホットプラグ信号は切断されます。
そのためディスプレイ、PC それぞれが「繋がってないよ」となり、何も表示されなくなります。

 

  解決する方法は 

  • DP対応の切替機を使ってください。
  • もしくはディスプレイを追加してください。

これが間違いないです。
ただし、切替機によっては4K@60に対応していなかったり、高解像度に対応していなかったりするので、注意が必要です。

ちなみにDP対応切替機は

  •  ATEN CS782DP ¥28000 ほど

 

 

 

  • StarTech.com  DisplayPort対応KVMスイッチ SV211DPUA  ¥14000ほど

 

などがあります。

しかし、HDMIなどに比べると種類が少なく高価です。

 【非推奨】無理やり解決 

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※この方法は自己責任です。

DPの端子18ピンと20ピンを1kΩ 1/8W抵抗で短絡させると使える可能性があります。
ただし、これはネットで見つけた対応策なので、解決できるかは保証いたし兼ねます。

 18ピン:ホットプラグ検出用
 20ピン:3.3V

となっており、この方法はホットプラグ検出ピンに常時信号を送り、ディスプレイがつながっているように誤魔化す方法です。

  まとめ 

DPはデイジーチェーンでディスプレイを増設できたり期待が持てそうな端子ですが、複数台のPCを運用するには向いていなさそうです。
切替機(KVM)もホットプラグ対策のためかお値段が高めです。

今回はKVMをやめてディスプレイの入力切替を使うことをお勧めしました。

 

他のケーブルでは、HDMI2.0が8Kデータの伝送ができなかったため、新たな伝送モードを使うHDMI2.1を定めたみたいです。
そもそもHDMIにはeARC(音声用)やHDCP(著作権保護機能)もあるため、映像を取り扱うための端子だと思います。

DPも8KやHDCPに対応していますが、デイジーチェーン接続ができるので、データ伝送するための端子だと私は思います。

ちなみにDPケーブルには制御用ICが埋め込まれているので、値段が高いみたいです。

USB3.1対応のディスプレイが普及するまでは様子見がいいかなと思います。

その頃には4Kディスプレイの値段も手が出やすくなっていると思います。

Apple 新製品発表会2019の結果

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2019年9月11日に行われたApple Special Eventで予想通りiPhone11が発表されました。

AppleWatchも新型が発表されました。

ここまでは順当でしたが、まさかのiPadまで新製品が出るとは思ってもみませんでした。
今回のイベントで発表となったものを簡単にですが、まとめてみました。

 

 発表された製品

iPhone 9/20発売

 iPhone11 (64GB)〜
 iPhone11 Pro (64GB)〜
 iPhone11 ProMax (64GB)〜

 

AppleWatch 9 /20発売
 Series5(アルミニウムモデル)
 Series5(ステンレススチールモデル)など


iPad
 10.2インチモデル(32GB)〜

 

  発表されたサービス

Apple Arcade 9/20開始
 月額 約600
Apple TV+ 11/1開始
 月額 約600

 

以上が今回発表となったものですが、新型iPadが欲しくなってしまいます。

仕様を見ると間違いなくiPad Airの方が性能は良いです。

しかし、Macbookのサブディスプレイとして使うには十分です。

できればもう少し価格が低かったらよかったのに・・・

 

  iPhoneの比較

実は新型iPhoneからFaceIDがなくなって欲しいと思っていたのですが、残念ながら継続して使われるみたいです。

個人的にFaceIDが嫌いです。なので、もうしばらくiPhone8を使い続けると思います。

そこで、今回発表となったiPhone11がどのくらい変わったのか比較表を作ってみました。

 

機種名 iPhone8 iPhone XS iPhone11 iPhone11 Pro iPhone11 Pro Max
本体色

3色
シルバー

スペースグレイ

ゴールド

3色
シルバー

スペースグレイ

ゴールド

6色
パープル

イエロー

グリーン

ブラック

ホワイト

RED(限定)

4色
ミッドナイトグリーン

シルバー

スペースグレイ

ゴールド

4色
ミッドナイトグリーン

シルバー

スペースグレイ

ゴールド

素材

ガラス

アルミ

ガラス

ステンレス

ガラス

アルミ

テクスチャードマットガラス

ステンレス

テクスチャードマットガラス

ステンレス

画面 4.7インチ 5.8インチ 6.1インチ 5.8インチ 6.5インチ
  RetinaHD Super RetinaHD Liquid RetinaHD Super RetinaXDR Super RetinaXDR
液晶 IPS OLED IPS OLED OLED
解像度 1334×750
326ppi
2436×1125
458ppi
1792×828
326ppi
2436×1125
458ppi
2688×1242
458ppi
背面カメラ シングルカメラ
12MP
デュアルカメラ
12MP
デュアルカメラ
12MP
トリプルカメラ
12MP
トリプルカメラ
12MP
  広角f/1.8 広角f/1.8
望遠f/2.4
超広角f/2.4
広角f/1.8
超広角f/2.4
広角f/1.8
望遠f/2.4
超広角f/2.4
広角f/1.8
望遠f/2.4
 手ブレ補正 光学式 デュアル光学式 光学式
ナイトモードあり
デュアル光学式
ナイトモードあり
デュアル光学式
ナイトモードあり
動画性能 4k@24fps、30fps、60fps
1080p@30fps、60fps
1080p@120fps、240fps
4k@24fps、30fps、60fps
1080p@30fps、60fps
1080p@120fps、240fps
4k@24fps、30fps、60fps
1080p@30fps、60fps
1080p@120fps、240fps
4k@24fps、30fps、60fps
1080p@30fps、60fps
1080p@120fps、240fps
4k@24fps、30fps、60fps
1080p@30fps、60fps
1080p@120fps、240fps
フロントカメラ 7MP
f/2.2
1080p@30fps
7MP
f/2.2
1080p@30fps、60fps
12MP
f/2.2
1080p@30fps、60fps
12MP
f/2.2
1080p@30fps、60fps
12MP
f/2.2
1080p@30fps、60fps
 認証方式 TouchID FaceID FaceID FaceID FaceID
Bluetooth 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
コネクタ Lightning Lightning Lightning Lightning Lightning
WIFI IEEE 802.11AC IEEE 802.11AC IEEE 802.11AX (Wi-Fi6) IEEE 802.11AX  (Wi-Fi6) IEEE 802.11AX  (Wi-Fi6)
耐水性能 IP67等級 IP68等級 IP68等級 IP68等級 IP68等級
重量 148g 177g 194g 188g 226g
CPU A11 Bionic A12 Bionic A13 Bionic A13 Bionic A13 Bionic
付属充電器 旧18W USB-A 旧18W USB-A 18W USB-C 18W USB-C 18W USB-C

本体価格

(SIMフリー)

64GB:67,800
128GB: 84,800
64GB:112,800
256GB:129,800
512GB:152,800
64GB:74,800
128GB:79,800
256GB:90,800
64GB:106,800
256GB:112,800
512GB:144,800
64GB:119,800
256GB:135,800
512GB:157,800

 

 まとめ

 仕様書上ではどのくらい性能がよくなったのかはわかりません。

ただ、本体容量の最大値が大きくなったということは、取り扱うデータ量が大きくできることだと思っていますので、カメラ性能等が飛躍的によくなっていると判断できると思います。

WiFIも新規格が使えるようになったので、4K動画の撮影&編集がしやすいと思います。

しかし、ネットでも話題になっています(コラージュ画像)が、トリプルカメラのデザインがいまいちな感じがします。

まあ、来年にはiPhone12が出ると思うので、そちらに期待です。

Appleの発表会がまたありますね

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本日、日本時間11日午前2時からお楽しみのAppleSpecial Eventで新製品の発表がありそうです。

2018年のスペシャルイベントでは iOS12、macOS Mojaveなど新ソフトウェアのリリースや、新iPhone、新Apple Watchの発表がありましたが、今回のイベントでは何が出てくるか楽しみなところです。

 

 今回の見どころ(うわさ) 

今回発表されると噂されているもののうち ソフトウェアは

  • iOS13
  • iPadOS
  • macOS Catalina
  • watchOS
  • tvOS13

が正式に発表されるかもしれません。
ハードウェアでは

が出るかもしれません。

とりわけ新iPhoneは以前から噂されていた iPhoneSEの後継機が出てきてくれると個人的には嬉しいところです。
また、トリプルカメラが搭載されるとも言われているので、iPhoneが発表されるか今からドキドキしながら待つとします。

 

 新iPhoneに搭載して欲しい技術 

 昨年から新移動通信規格の「5G」がいろいろなところで事業展開されていますので、もしかしたら新iPhoneに搭載されるかもしれません。
 また、Wifi通信の新規格である「Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)」に対応したらさらに驚きです。

 Appleは新しい規格を真っ先に搭載してきました。

 記憶に新しいのは「USB type-C」ですね。

 なので、今回もやってくれるかもしれません。

 

  まとめ 

 他にも前回のイベントで出てきた「クレジットカード」や、各種ソフトウェアのアップデートがされる見込みです。
2 019年秋にリリースと言われていた「macOS Catalina」もベータテストが始まり、いよいよリリース日が決まるかもしれません。
 Macbook + iPad がモバイル最高の環境となるのが待ち遠しいです。

Bluetoothイヤホンのコーデックによる遅延の違い。その2

 

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2020.12.15 追記しました。


以前に紹介したBluetoothイヤホンの記事からすでに半年が経過しました。

記事で紹介したイヤホン(前回記事:Bluetooth イヤホンのコーデックによる遅延の違い - Disp_Rider’s blog)は半年の間、ほぼ毎日使っています。

イヤーカップ?の大きさが合わなくて調整したり、耳へ固定するゴムも変えてみたり、左右の重さのバランスが悪いので、針金で固定してみたり。

色々なことをしてきました。
なんとなくバッテリーの持ちが悪くなり、駆動時間も4時間くらいしか使えなくなってきましたので、そろそろ新しいものを購入しようと考えています。


以前はイヤホンジャックが壊れたので急遽購入しましたが、今は余裕があります。なるべく良いものを購入しようと検討します。
また、前回の記事では紹介していない「高音質」コーデックについても少し触れたいと思います。

まずは再生機器側の把握から始めました。

 

 Bluetoothのバージョン 

現在私の使用している再生機器はiPad Pro(10.5インチモデル)が主です。

このiPadが対応しているBluetoothのバージョンはVer4.2です。

ちなみに新型iPadPro(11インチモデル)はver5.0です。

流通しているBluetooth対応の再生機器(スマホなど)は基本的にVer4.0 以上になっています。

最近の機器では無いと思いますが、イヤホンとスマホBluetoothのバージョンが一致(もしくは再生機器が上)でないと上手くペアリングされないことがあります。

Bluetoothのバージョンによる機能の違いを記載します。

  • Ver 4 :以前より大幅な省電力化
  • Ver 4.1 :電波干渉抑制、同時2台接続対応など大幅な改善あり。通話中でもBluetooth機器が使えるようになった(通話電波に干渉し難い)またこのバージョンより自動再接続されるため、使い勝手が良くなっています。
  • Ver 4.2 :通信速度向上、さらに省電力化
  • Ver 5.0 :通信速度がさらに向上。通信可能範囲の拡大(max400m)

色々ありますが、どのバージョンが良いかというと、劇的に変わったVer4.1以降が良いです。

Ver5.0から複数の機器を制御できるようになりましたが、モバイル端末に幾つも周辺機器を繋ぐことは無いので、Ver4.1に対応していれば十分だと思います。

ちなみにiPhoneの場合は

  • iPhoneSE 〜iPhone7までがVer4.2
  • iPhone8 からVer5.0になってます。

iPad ProがVer4.2だと確認できたので、改めてコーデックについて確認します。

 

 コーデックの種類 

音データを変換するコーデックは複数あります。

以前の記事では高音質コーデックを紹介していなかったので、通常音楽再生で使用するコーデックを列記します。

  • SBC: 遅延あり、高音域に弱い。利用可能機種は多い。
  • AAC: 遅延あり(SBCより通信速度は速い) 、主にiPhoneで使用される。SBCよりは高音質。
  • aptX: 遅延少ない。低圧縮率のため、高音域もよく聞こえる。主にAndroidで使用される。(276kbps)
  • aptX HD: 従来のaptXでハイレゾ相当の高音質伝送するためのもの。ビットレートは固定で最大48kHz/24bit(420kbps)。(通常のaptXは48kHz/16bit 276kbps)既存のaptXで再生するための下位互換性を持っている。
  • aptX LL: 従来のaptXをより低遅延に特化させたもの。
  • LDAC: ハイレゾ音源向けの圧縮技術。音質は良いが、遅延あり。音質のビットレートは可変型(330kbps、660kbps、990kbps)。

 

それぞれ特色がありますが、基本的な選び方は単純です。

  • 低遅延ならaptX LLです。(動画、ゲーム向き)
  • 高音質ならLDACです。(音楽向き)

 

 プロファイル 

プロファイルを簡単に説明すると、再生機器(スマホやプレーヤ)とイヤホンなどがBluetoothを使ってデータ通信するための設定のことです。

今回は、音楽や動画再生に使用されるものだけをピックアップしています。

  • A2DP: 音楽再生用プロファイル。(通話機能も可能)対応しているコーデックはSBC、AAC、aptX、LDAC様々な再生機器に初めから設定されている。
  • AVRCP: オーディオ機器のリモコン用。ワイヤレスオーディオのリモコンにも使われる。
  • HSP: モノラル用。片耳用ヘッドセットなどで使われるが、音質は良くない。
  • HFPHSPの機能にハンズフリー通話機能を追加したもの。操作機能も追加されている。

A2DP以外は音を聞くのに向いていません。

ほぼ全てのスマホなどはこのプロファイルを標準搭載してます。

一部のヘッドセットがHSP/HFPのみ対応となってるので気をつけてください。私は一度失敗しています。

 

 コーデックとプロファイルの関係 

コーデックが低遅延に対応していても、イヤホン、再生機器の両方がプロファイルに対応していないと使用することができません。

大抵のBluetoothに対応した音楽・映像再生機器はA2DPプロファイルを持っているため、問題はありません。

気をつけるのはヘッドホンなどがA2DPに対応してるかです。

 

 音質と速度の相関図 

個人的な主観でまとめると、下記の表のようになります。(プロファイルはA2DP

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相関図(イメージ)

※あくまでも個人的なイメージです

  • 音質が良いのはLDACが飛び抜けています。
  • 低遅延なのはaptXLLです。

私が聞いた限りLDACとaptXHDに大きな差は無いと感じました。音楽が好きな方ならもっと違いを感じるかもしれませんが…

 

        2020.12.15 追記

骨伝導」のイヤホンを試してみたところ、思いのほかよく聞こえます。

しかもSBCで遅延も少なかったです!

上の画像でSBCに遅延があるようにしてしまいましたが、訂正してお詫びします。

SBCでも低遅延な機種はあります。

 

 まとめ 

結局のところ、Bluetooth Ver4.1以上対応のもので

  • 音楽だけを聞くならば『LDAC』
  • 動画視聴、ゲーム用ならば『aptX LL』

この2択で選べば良いです。


例えば、LDAC対応機器は

    • SONY WI-1000X 価格: ¥28,000ほど[rakuten:biccamera:11673614:detail]2017.10.7発売、ノイズキャンセル付き、外部の音も聞けるアンビエントサウンド搭載。再生時間:10-13時間、BT 4.1、対応コーデック SBC、AAC、LDAC、aptX、aptX HD

 

 

    • エレコム LBT-HPC1000MPGD  価格:¥15,000ほど [rakuten:compmoto-r:10627169:detail]2018.6月発売、リモコンマイク付き、音声認識機能あり(スマホ用)。再生時間:6時間、BT 5.0、対応コーデック SBC、AAC、LDAC、aptX、aptX HD

 

aptX LL対応機器は

 

 

このあたりを基準にして選ぶと良いと思います。

ちなみに私はパナソニックのRP-HD300Bを購入しようと思います。

大きくて持ち運びは不便のはずですが、連続再生時間が飛び抜けて長く、カナル型のように耳の中に入れる必要が無く長時間使っても耳が痛くなりにくそうだからです。

しかし、長時間使った時に別の場所が痛くならないかが心配です。

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