虫もいなくなり、キャンプしやすい時期ですね。
しかし、もう寒くなっています。
先日、庭キャンしたときは0℃まで気温が下がりました。
そろそろ3シーズンのシュラフだけでは厳しいので新しいシュラフを購入しました。
そう、これです。
Tooge製寝袋 冬用 最低温度-25℃ 2.3Kg
お値段は8,000円ほど。Amazonの評価は★4.2。
低評価の中に気になることが書かれていましたが、何とかなると思い購入。
届いた商品がコチラ
思ったよりでかい!
公称サイズと比べてみると
【収納サイズ】20cm*20cm*40cm
【圧縮サイズ】20cm*20cm*25cm
【製品重量】2300g
【羽毛量】1500g
【寝袋使用時】幅80*長さ210cm
【広げた状態】幅160×長さ210cm
【表面素材】320Tナイロン100%(防水性強)
【肌面素材】320Tポリエステル
【詰め物】ダウン
【下限外気温度】-25℃
【快適外気温度】-10℃~5℃
【収納サイズ】35cm*35cm*52cm
【圧縮サイズ】30cm*30cm*42cm
【寝袋使用時】幅80*長さ200cm
この程度で十分です。
圧縮用ベルトの留め具がプラスチックなので、強く閉めると壊れそうでした。
また、羽毛以外の素材が35%ほどあるので、これ以上のサイズダウンは無理でしょう。
実物を観察
実際に観察してみると
※出したてなので、まだ膨らんでいません。
内側の生地は安っぽいです。
頭の周りと胸の部分の一部にはダウン?の量が少なくペラペラです。
首周りには冷気を防ぐ壁のようなものがついています。
そこはベルクロで止めることができますが、不要な時インナーシュラフにくっつかないようにベルクロを仕舞えるようになっていました。意外と気が利いてます。
ファスナーはロック機構があるので、寝返りをうっても勝手に開かないようになっていました。
最大の問題点
では、低評価で言われていたにおいは…
「獣臭」がけっこうある!
感じ方は人それぞれだと思いますが、私の感じたこの臭いは
「洗っていない犬」
ちなみに私の父親が猟師だったので獣の臭いには慣れていると思いますが、一晩この臭いに包まれて寝るのはイヤです。
そのまま使ってみた
さっそく使ってみました。(写真を撮り忘れていたのでありません…)
その感想は
「寝ている間は気にならない」
でした。
しかし、テントの中が獣臭になるので、そこが辛いです。
ちなみに、実際に使った日の気温は0℃(朝5時のテント外気温計)
服装はコットン長Tシャツ、フリースジャンバー、下はジャージで寝ています。
0℃だったのが気にならないほど暖かく寝れました。
外側の生地はしっかりと防水されているようで、露がびっしりついていましたが浸み込むことはありません。
内側はインナーが湿気っていましたが、たぶん浸み込みにくいと思います。
冬用シュラフとしての性能は十分なのではないでしょうか。
洗濯してみる
しかし!一晩使ったくらいでは「獣臭」は消えません。
なので、洗濯します。
【注意】正式な洗い方ではありません。失敗したら捨てる勢いでやっていますので、真似する方は自己責任でお願いします。
1.水(ぬるま湯)に漬ける
表面の防水がしっかりしているので、裏返して中のダウン?にたっぷり水が浸み込むよう空気を抜きながら漬けます。
2.洗剤を浸み込ませる
水が浸み込んだら洗剤(NANOX&ワイドハイターEX)を惜しみなくかけます。
3.足で踏む
洗剤がダウン?に浸み込むように足で踏みます。
4.絞る
洗剤を含んだ水を絞り出します。
生地から水は出てきませんので、縫い目から搾りだします。
水を含んだシュラフは想像以上に重いので、腰を痛めないよう注意してください。
5.流す
再度水に漬けて洗剤を洗い流します。このあとまた絞ります。
1~5を5回ほど繰り返したところで、獣汁が薄くなってきました。
今回はこのくらいにして乾燥してみます。
6.乾燥
5日間影干しした後、乾燥機でしっかり水分を除きました。
外側生地の防水が強力なので、中の水分はなかなか抜けません。
生地が傷みますが3時間ほど乾燥機を使ってやっと乾燥できました。
洗濯した後は
「獣臭」は少なくなりました。
しかし、まだ臭いがあります。
実際に使ってみないとわかりませんが、洗剤の香りで抑え込める程度になっています。
まとめ
この性能で8,000円なら十分ではないでしょうか。
しかし「臭い」があるのはかなりなデメリットです。
私の購入したものが「ハズレ」なだけならいいのですが、全部この臭いならモンベルとか間違いない製品を購入することをお勧めします。
同等の価格で他メーカーからも冬用シュラフがありますが、安いダウンシュラフにはご注意ください。
平地での冬キャンプなら、【お値段は高いですが】これはおススメです。