本業が忙しく、ロクに見ることが出来なかったWWDC2019が無事終了しました。
今回のカンファレンスで発表された製品の中で、私が注目していたものについてまとめてみました。
過去記事「WWDC2019開催しますね - Disp_Rider’s blog」
前評判から
この3点が注目されていましたが、見事に想定通りの結果となりました。
次世代機種(MacPro)
Mac好きなみなさんが待ち望んでいた新型がついに発表されました。
iMacProが販売され、旧機種となっていたMacProでしたが、今回の発表をみると「パーソナル」で使うには勿体無いくらいの高性能になっています。
今回発表された新MacProの構成は
- パーツのモジュール化 ←これで長く使えるようになります
- 最大28コア56スレッド対応Xeon搭載
- メモリスロット12本(最大搭載で1.5TB!)
- グラフィックボードも最大4枚搭載可能
- 最大4TBのSSD
- 電源が1400W対応
YouTubeで見たのですが、フルスペックにすると500万を超えるとのこと…
流石にフルスペックで購入する個人は少数だと思いますが、スタンダードな構成でも一般家庭には必要ないです。
むしろ旧MacPro(通称ゴミ箱)の方が好みです。
販売されたらYouTuberがいっぱいレビューすると思うので、私はその動画を楽しみに待つとします。
新iOS(iPadOS)
ホーム画面がだいぶ変わるそうです。
主要な変更点は
- ウィジェットの配置:ホーム画面にウィジェットを配置できるようになります。
- ホーム画面のアイコン配置数の変更:1画面20個の表示数だったのが、30個まで配置できるようになります。
- SlideOverの機能強化:表示したアプリの上に細長の画面を表示することができる「SlideOver」が強化され、複数アプリを配置して切り替えることができるようになります。また、起動しているアプリの確認ができるようになります。
- SplitViewの機能強化:同時に2つのアプリを分割して表示できる機能でしたが、1つのアプリを2つ起動できるようになります。これは便利になります。
- 「ファイル」の表示方法の変更:MacOSと同様に「カラム」表示ができるようになります。ローカルストレージにフォルダを作成できるようになります。(以前はiCloudなどクラウドストレージのみ対応してました。)また、「ファイル」でZIPファイルの圧縮・解凍ができるようになります。フォルダの共有(他のPC等からローカルフォルダへのアクセス)ができるようになります。そして外部メモリが使える(写真のインポートだけでなく、様々なファイルを操作できる)
- ApplePencil機能の向上:ペン先の太さや色を変更するための「パレット」が画面上のどこにでも配置できるようになります。この機能は意外と便利になりそうです。スクリーンショットがApplePencilを使って撮れるようになります。
- 「SideCar」が標準搭載(Macの外部ディスプレイになる):MacOSの機能ですが、iPadOSとmacOS Catalinaを使うとiPadを外部ディスプレイとして使えます。(もちろんApplePencilにも対応しているそうです)
- 「ジェスチャー」機能の改善:コピー&ペーストが簡単になったりUNDO機能もジェスチャーで使えるようになります。
- 「ソフトウェアキーボード」の機能強化:今まではキーボードの位置は自由に変更できませんでしたが、このバージョンアップで「フローティング型」に切り替えることができます。
他にもありますが、様々な機能がたくさん改善されます。
2019年秋頃には公開されそうです。
変更される点は
- iTunesが機能ごとに分割:ミュージック、podcast、AppleTVの3つに分割されるそうです。iOSで「ミュージック」と「iTunes」の2つのアプリが存在していたので、「ミュージック」に統一されます。
- 「SideCar」の標準搭載:IPadOSでも書きましたが、iPadを外部ディスプレイにできます。←これを待ち望んでいました。しかも、ワイヤレスで表示できるみたいです。
- 「DashBoard」廃止:Mojaveで見つけにくくなっていたそうですが、Mac使いの方々はこのアプリは使っていたのでしょうか?
- アクセシビリティの強化:音声での操作に対応(iPhoneやiPadでも操作可能)
- セキュリティの向上:「T2チップ」を搭載したMacで紛失・盗難された時に場所を特定できるようになります。
- 「Project Catalyst」:簡単に言うとiPadやiPhoneのアプリがmacOSで動くようになります(全部ではありません)。
他にも多数の変更点が発表されています。
個人的に待ち望んでいた機能
「SideCar」を待ち望んでいました。
以前にブログ「iPadでデュアルディスプレイ - Disp_Rider’s blog」でも記載していますが、iPadを外部ディスプレイにできるのは嬉しいです。
また、ApplePencilにも対応しているので、自分で描いたイラストをすぐにMacに取り込めます。
「Project Catalyst」にも期待していました。
iPadでしか使えなかったアプリ(水墨画を描いたりするやつ)が今後、Macに対応すれば気軽に習字もできます(笑)。
妄想
最後に個人的な考察(勝手な妄想)ですが、そもそも、「SideCar」と「Project Catalyst」はセットで開発されていたと思っています。
母艦はMac、直感的な操作はiPad、通知はiPhoneと、機能と機種を分けて使用することがこのアップデートで完成されそうです。
しかも、全部を同時に持ち運ぶ必要がありません。
シチュエーションに合わせたガジェットを持ち運ぶ。
が、全ては連携している。
いつでも、どこでも仕事をしろと言うことですね。