Disp_Rider’s blog

パソコンに少し詳しいだけですが、最近の技術を頑張って取り入れようとしています。

Windowsのアップデートについて(Officeも)

5月1日から新元号「令和」に変わり、もう2週間になります。
仕事で「令和」を使うことも多いですね。

 

何気なく使っていますが、ふと気がつきました。

Excelが新元号に対応していない。」

 

マイクロソフトのアップデート情報を見たところ4/26にはアップデートが出ていて、それで「令和」が使えるみたいです。

ところが会社で使用しているPCは自動アップデートが停止されているため、手動でやらなければいけません。

 

急いでアップデートする必要はなかったのですが、試しに手動でやってみましたが、1台に5時間ほどかかりました。(OSのアップデート含む)

 

購入して5年間アップデートしていなかったことと、会社のネットワークが遅いのが影響していると思われますが、1台でこれだけかかるのは困ったものです

他に良い方法がないものかと、Googleで調べると、ネット接続していないPCへアップデートするためのソフトがあることがわかりました。

 

WSUS Offline

download.wsusoffline.net

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このソフトでWindows各バージョンのアップデートがダウンロードでき、さらにはOffice各バージョンもダウンロードできます。

使い方も簡単そうです。

サイトからアプリをダウンロードし、どのバージョンが必要か設定するだけです。
 

 WSUS Offlineの画面の説明 

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Windows タブ
アップデートするWindowsのバージョンを選択します。

◯Option :アップデートデータに含める細かい設定をすることができます。

  • Verify downloaded updates :ダウンロードしたファイルが正しいかチェックします。
  • Include C++ Runtime Libraries and .NET Frameworks :Cランタイムと.NETを一緒にダウンロードします。
  • Include MicrosoftSecuityEssentials :エッセンシャルを一緒にダウンロードします。
  • Include ServicePacks :Windowsサービスパックを一緒にダウンロード
  • Use ’Security only updates’ instead of ‘quality rollups’ :セキュリティに関するものだけアップデートする
  • Include WindowsDefender definitions :デフェンダーを一緒にダウンロード

◯Create ISO images :アップデートデータをCD/DVDに焼くためのISO形式にすることができます。

  • per selected product and language :選択した製品・言語ごとISOファイルを作成
  • per selected language,’X86-cross-product’(desktop only) :選択した言語ごとにISOファイルを作成(x86のみ)

◯USB Medium :アップデートのデータをUSBメモリに保存できる形式でダウンロードします。(ここにチェックを入れておけばUSBメモリを差し込めばアップデートできるようになります。)

  • Copy updates for selected products into directory :選択した製品ごとディレクトリを分けてダウンロードします。
  • 「フォルダ名」:保存先を選択します。
  • Clean up target directory :保存先を綺麗にします(USBメモリを選択した場合、すでに保存されていたデータが消去されます。そのため、警告が出ます。)

 

◯Start ボタンを押せば、アップデートデータのダウンロードが開始されます。

  • Only prepare ISO/USB :ISOかUSB用のみダウンロードします。(最新のアップデートはダウンロードされないため、警告が出ます。)
  • Only create collection script :アップデートのデータを集めるスクリプトを作成します。

◯ Proxy: プロキシーの設定ができます(通常は使いません)
◯ WSUS :WSUSサーバーのアドレスを設定します(通常は使いません)
◯ Donate :このソフト製作者への寄付です(基本的に無料で使用できます)


◯Office タブ
こちらのタブでアップデートするOffice製品を選択します。

 

  基本的な使い方(Windowsの場合) 
Windows7 32bit USBメモリを使用したアップデートを例にします。

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上記のように、Widows7 /Server2008R2 x86 にチェックを入れ
下段 USB medium にチェック。

保存先のフォルダを指定し、Startボタンを押すだけです。

その後、コマンドプロンプトが立ち上がり、順次アップデートデータがダウンロードされます。
(データ量は3G Bほどありました。)

 

 基本的な使い方(Officeの場合) 

Ms-Office2013 USBメモリを使用したアップデートを例にします。

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Officeの場合も同様に、インストールされているバージョンにチェックを入れ、下段 USB medium にチェック。保存先のフォルダを指定し、Startボタンを押すだけです。

 

ダウンロードされたフォルダを確認すると

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いくつもフォルダが作成されています。

あとは、このフォルダごとUSBメモリにコピーして、アップデートしたいパソコンで実行するだけです。
(データ量は約8G Bありました。8GタイプのUSBメモリでは容量が足りませんでした。)

 

 実際のアップデート作業 
作業の前に、アップデートしたいPCへ事前準備します。

  •  ログインは管理者権限で。

準備ができたら先ほどのデータをコピーしたUSBメモリをパソコンへ差し込みます。

フォルダを開き、「UpdateInstaller.exe」をダブルクリック。

コマンドプロンプトが開きますので、しばらく待ちます。

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「 Ending WSUS Offline Update at … 」

と表示されたら完了です。

 

まとめ
この方法を使うと複数台同時にアップデートしてもネットワークに負荷がかからずスムーズにできそうです。
しかし、念の為にこの方法でアップデートしたPCをオンラインにしてWindowsUpdateを実行したところ、さらに追加のアップデートが必要になることがわかりました。


また、OfficeのアップデートもWSUSOfflineでアップデートしたのですが、なぜか上手くできませんでした。
(結局オンラインアップデートを実行して上手くいきました。)


家庭用PCなら自動アップデートの設定ができていると思いますので、苦労しないはずですが、一度はアップデートの設定を見直した方が良さそうです。

 

追記:Officeに関して、Home&Business は「令和」対応バージョンにアップデートできましたが、Personal は出来ませんでした。

アップデートの方法が良くなかったのかもしれませんが、他の方も同様にアップデートできていないようなので、確実にアップデートができるようになるまで辛抱するしかありません。

 

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