USBの新しい規格が出来るそうです。
今度の規格は「USB-4」
今の所はUSB4ができるという状況ですが、このUSB4で何が変わるのか気になったので、分かる範囲で調べてみました。
現在のUSB規格
- USB1.1/2.0
この規格が出来た時は周辺機器の接続がものすごく便利になりました。
様々な機器が同じ端子に刺さるというのは今までに無いくらい画期的で、便利になりました。
スマホの充電、マウス・キーボードの接続、USBメモリの接続など様々な機器に今でも使われています。
USB2.0が出てきてからは外付けHDD(当時SASIやSCSIなどの専用端子でHDDやCD-ROMを繋いでいました。このころからデイジーチェーンも出来ました。)
- USB3.0
PCの性能が上がると周辺機器との転送速度が追いつかなくなることを解消するため、USB2.0と互換性を保ちつつ、転送速度を5Gbpsまで高めた規格。USB2.0は最大480Mbps、USB3.0では5,120Mbps。およそ10倍の速度アップになった。
ちなみにIEEE1394(FireWire)の速度は800Mbpsだった。
- USB3.1
転送速度は10Gbpsまで上がります。この規格になってから新コネクタ「typeC」が出来ました。
USB3.1になって便利になった点は、転送速度ではなく「電気供給量」が最大100Wまで増えたことです。
これによりUSBで様々な機器の給電・充電ができるようになりました。
typeCになったため、コネクタの上下を間違えなくなったのもいいところです。typeC用の周辺機器がなかなかで回ってこないので、「typeAがいい」と言う方も多いですが…
- USB3.2は?
2017年に仕様が発表されていますが、今日現在搭載される機器が出てきていません。2019年中に出てくるのではないかな。
転送速度が20Gbpsになった規格です。
しかしそれでもThunderbolt3(40Gbps)には追いつきません。
まとめ:USB4は何が違うのか
USB3.2対応の機器が出回っていないのに、USB4が発表されたとなると、混乱しちゃいそうです。
USB4の特徴は
- USB type Cを使用
- 従来のUSBの倍の速度(40Gbps)
- USB3.0/2.0 Thunderbolt3と互換性あり
と、なりそうです。
USBの規格を策定しているUSB Promoter Groupによると
USB4の仕様は2019年中に公表予定とのこと。
伝送速度が上がるのは嬉しいことです。
最近の外部記憶装置の大容量化にちょうどいい規格かも知れません。
しかし、このUSB4になると同時に古い規格の名称が変わるみたいです。
USB3.0 ⇨ USB3.2Gen1
USB3.1 ⇨USB3.2Gen2
USB3.2 ⇨USB3.2Gen2×2
なかなかややこしいです。
ただ、いつ頃製品化されるかはわからないので、今から待ち遠しいです。